葬式と葬儀、告別式の違い
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葬式と葬儀と告別式、違いは果たしてどこにあるのか
一般的な言葉で故人が亡くなった際に行われる式は「お葬式」と呼ばれています。
ですが、「お葬式」「葬儀」「告別式」「お通夜」などと呼び方が様々あり、初めて式に参列する人は戸惑ってしまうことがあります。
それぞれの違いを理解して式に参列しましょう。
【お通夜とは】
文字通り「夜」が入っているので、夜に行われる儀式になります。
本来は、夜通し灯りを切らすことなくご遺族がご遺体のそばに寄り添うことを指していました。
現在は、亡くなった翌日の夕方から夜にかけて、弔問客を招き入れ故人とのお別れをしていただく儀式になります。
【葬儀と告別式・お葬式の違いとは】
すべて同じような意味合いで使っている人が多いですが、実はそれぞれ厳密に意味合いが異なります。
「葬儀」とは故人を弔う宗教的な意味合いの強い祭祀の一種と捉えられています。
数万年前から執り行われてる「儀式」と思ってよいでしょう。
現在では一般的にお通夜から火葬までの一連の流れを「葬儀」と定義づけています。
よく「告別式」という言葉を耳にするかと思いますが、告別式はお経や焼香などの宗教的な儀式のない「お別れ」だけを行う式になります。
ちなみに、告別式という言葉を最初に使ったのは中江兆民とされています。
「お葬式」は具体的にお通夜以外の式全般のことを指します。
葬儀と告別式を合わせたものを「お葬式」と呼ぶのが一般的です。
厳密な違いはあっても間違いではないので、戸惑う場合は「葬儀」や「お葬式」と言っておいた方がよいでしょう。